ユリ・ゲラーの念力で、止まっていた時計が動いた
さて、そろそろ、この話、しても、大丈夫あるか?
ダメだったら、言ってくれ、削除するから。
震災直後に起きた「DHMO事件」を覚えてる?
http://togetter.com/li/115125
知らん人向けに、シンプル説明
震災直後、「【速報】水道水からDHMOが検出」というジョークをつぶやいたら、一部の人々の間で、ちょっとした問題になった。
というもの。詳しくは、http://togetter.com/li/115125 見てみればー
この問題、どこまでがジョーク(ツリ)なのか、分からんので、最終判断はアンタがしなさいよ、レベルだけど、簡単に整理すれば、
(ちょっと調べれば)明らかにジョークだと分かることを、(調べもしないで)ウノミする人に混乱を招くという理由だけで、(ジョークだと分かったはずの)第三者が、(もう後には引けぬ)「正義漢」から、つぶやきの削除と謝罪を(異常とも言える手段で)求めた、ということ。ただし、震災直後で、誰もがピリピリしてた時だと考えると、タイミングも悪く、TPOをわきまえろー、ということも言える一品で、Twitterとかでのつぶやきについて考えるのに、良い素材
ってこと。
ところで、いつものごとく、小林さんの話、いきましょ。
小林秀雄講演 第2巻―信ずることと考えること [新潮CD] (新潮CD 講演 小林秀雄講演 第 2巻)
- 作者: 小林秀雄
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/01
- メディア: 単行本
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このCDを聞いた人が、こんな疑問持ってます。
小林秀雄氏が学生に講演したなかで、本当に面白そうに、ユリ・ゲラーのカナダからの念力で、彼や友人の動かなくなった時計が動いたと、そして、このことはそんなにびっくりすることでないと述べています。昔から、そんなことはいくらでもあった・・・といっています。
(中略)
小林氏は本当に、念力を信じていたのでしょうか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1214091542
「小林氏は本当に、念力を信じていたのでしょうか」という疑問は、彼の本読んだり、CD聞いた人のうち、多くの人が持ったと思います。
それに対して、私はこー思う。
もし、小林さんが、(とてもポピュラーな)Twitterで、
ユリゲラーすげー
とつぶやいたら、一部の人から、
ワロタwwwww 小林オワタナ RT @KOBYASHI_HIDEO ユリゲラーすげー
とRTされていたことでしょー
ところが、CDという中途半端なメディアで販売されているだけなので、いくらかのリテラシー持った人が買って聞くだけなので、「小林氏は本当に、念力を信じていたのでしょうか」という穏便な疑問を持つ人がチラホラくらいで済んだのでしょー
さらに、もともと、これは某大学の講義ですね。そーすれば、それなりに「分別」持った人だけが聴講できたわけで、そりゃ、全く問題にならんくらい、小林さんの言いたいことが伝わった可能性が高ーい*1
ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅーと、
今も昔も、「言って良いことと悪いこと」よりも、「言って良い場所と時間」があるだよって、ただそんだけ。
ユリゲラーだとか、DHMOみたいな高度なジョークを放つには、Twitterのよーなポピュラーな場所は、やめときゃええ。さらに、震災直後に、DHMOは、やめときましょ。
それにしても、「ユリ・ゲラーの念力で、止まっていた時計が動いた」ってんだから、すげーよねw
ってこと。
*1:ただし、その後の質疑応答を聞いてみると、トンチンカンな学生もいるよーですが。。。