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simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

会社って、作った後どーすんの?


今日は、「会社作った*1はいいけど、じゃ、どーやって会社ってのを経営してったらいいの?」って話。(これまでに書いてきた「会社って、なんで作んの?」、「会社って、どうやって作んの?」の続きね。)


会社の種類(株式会社か合同会社か)とか、会社の規模によって、そりゃまちまちなんだけど、おおざっぱに言って、会社ってのを経営していこーと思ったら、最低でも2人いたほうがいいと思うよ*2。(それかひとりで二役演じ分けたほーがいいね。)

  1. マネージャー(Manager)みたいな人
  2. ディレクター(Director)みたいな人


経営ってのは、英語で言うとマネージメント(Management)で、これは「マネージ(Manage)する」ってな意味。それをする人が、マネージャー(Manager)だよね。


そんで辞書引っ張ってくると、「Manage」ってのは、「どーにかして〜する」ってな意味がある。だから、経営ってのは、まぁ、「どーにかする」ってくらいの意味でしかない(と思ってる)。なんか日本語で「経営」って言うと、難しく感じちゃうけど、要は「いろんな問題が発生すんだけど、それをあなたがどーにかしましょ」ってこと。いたってシンプル。


会社ってのをはじめると、あっちゃこっちゃで、問題が発生するわけ*3。中には、専門家に相談して、「専門家にやってもらう」ことで解決するような問題もある。でも、中には、専門家にやってもらったって解決しない場合があるし、そもそも、「この問題を解決できるような専門家ってどこにいんのか?」なんてことまで発生する。そーんなとき経営者の出番で、もうホント最後は自分で「どーにかする」しかないんよ。だから、経営者になるには、「覚悟」が必要なんよ。


そんなこんなで、目の前の問題をどーにかしてると、時は過ぎ、振り返って見ると、経営ってのをしてたんだな、って思う(はず)。だから、残念ながら経営ってのは「こーすりゃOK」みたいな王道ってのがなくて、とにかく「どーにかする」ことの歴史でしかない。そんで、このどーにかするって仕事を一身に引き受けるのが、マネージャー(Manager)みたいな人。


ところが、こんな感じでどーにかしてるだけだと、いつのまにか会社は変な方向に進み出す(ことがある)。そこで必要なのが、方向チェックとその修正。英語で言えば、ディレクション(Direction)ってやつで、それをする人がディレクター(Director)みたいな人。方向決めるためには、どちらかと言うと、未来を向いてないといかんよね。これも、なかなか大変なお仕事なわけ。


まぁ、ざっと説明すると、こんな感じ。でもね、ここで終わるんだったら、どこにでも書いてありそーで、つまんない。(いつものごとく)重要なのはこっから。


「会社っちゅうもんは、社長の器以上に大きくならない」ってのはよく聞くんだけど*4、ところがどっこい、たまに大きくなっちゃってたりするわけ*5。まぁ、「社長の器」ってのが何なのかってこと次第だろうけど、「器以上?器以内?」ってのを考えるとき私は、「自分の会社のことについて、よーく知ってるかどーか?*6」ってので判断してるよ。「よーく知ってる」って自信があるなら、器以内に収まってる(から安心)。「専門家の力を借りて、どうにか分かる」ってなら、ぎりぎり器以内。「よー分からん」くなってきたら、器以上の危険あり。


巷で言われているように「会社は社長の器以上に大きくならない」ってのがホントにホントなんだったら、特に問題にならないよーな気がするよ。会社大きくしたかったら、(いろーんな専門家をうまーく使って)ゆーっくりと自分の器を大きくしていけばいいだけだから。逆に、小さな器だっていいんだよ、小さな会社にしとけばいいんだから。


でもね、気付かないうちに会社ってのはひとり歩きして、「社長の器」なんてもんを無視して、大きくなっちゃう(オーバーシュートする)場合がある。前回書いたこととの絡みで言えば、「専門家を賢く使って、自分の器を大きして、結果、会社が大きくなる」ってことをやってきてないと、ある日突然、器以上に肥大した会社を見て愕然とする。専門家に丸投げしちゃって会社の図体だけを大きくしたら、自分の会社のことなのに、よー分からんくなるわけ。


こんな「器以上の会社」はどうなるかって言うと、

  • 再び縮んでいく
  • 事実上、コントロールを失う

ってな感じ。


どっちがましかって言うと、「再び縮んでいく」ほうがずーっとましだよね。だって、一度、自分の器以内に納めてから、再びやり直せばいいだけだから。


そんじゃ、「事実上、コントロールを失う」ってのはどーんな感じかっていうと、この辺りを読んでイメージしましょ。*7


ってなわけで、結局何が言いたいのかって言うと、「会社作った後、一番気をつけなきゃならんのは、(ゆっくりとしか成長しない)自分の器以上に会社が大きくならんようにすること。あとは、毎日発生する問題をどーにかしつつ、たまに方向性でもチェックしてりゃ、それでいいの」ってこと。


(あとがき)
「会社ってよー分からんから、シンプルに説明してほしーよ」ってよく言われるから書いたこのシリーズ。もーこれ以上シンプルには書けませーん。シンプルに書いてる以上、そっから抜け落ちてたり、厳密に言うと違うよ、ってのは<<当然>>発生するわけ。「シンプルにする」ってのは、そういう<<覚悟>>の上にする作業だよ。「わかりやすかった」って感想をくれた方々、どーもありがと。ぜひ、「なんとなく分かった」段階から一歩踏み出して、「シンプルにしたが故に抜け落ちた部分に出会う旅」に出発してくださーい。いってらっしゃーい!おみあげ待ってるよー。


"It is always the simple that produces the marvelous."

*1:または、作ってみよーかなって思っちゃった

*2:でも、夫婦だとか、兄弟姉妹だとか、親しい友人とかとやるのは、ちょっと考え直したほうがよろしい場合もあーる

*3:実際に会社やってる人は分かるだろうけど、よくもまぁ、こんなに問題の種類ってのがあるもんだ、って感激するくらいね

*4:普通、悪い文脈でね

*5:前回エントリで「ブックマークが500もついちゃった」ってのは、明らかにsimpleAの器を越えちゃってるってなもん

*6:営業、人事(人間関係)、法務、税務、財務、会計、ITなどなど多岐にわたる自社の細部ってことね。これらを網羅しようと思ったら、そりゃ人間としての総合力を鍛えんと、って話になる。そんで前のエントリを読んで勘違いしちゃった人もいたかもしんないけど、これら全てを自分ひとりで把握できるとか、しなきゃならん、なんて言うつもりはないよ。

*7:ただし、直接的な書き方はされてないので、よーく読んで、あとは感覚的に理解しましょ