■
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)
- 作者: 梅田望夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/11/06
- メディア: 新書
- 購入: 89人 クリック: 710回
- この商品を含むブログ (1197件) を見る
ひょんなことから、梅田さんご本人から、最新本をいただきました。ありがとうございました。
メールで直接「お礼と感想」を言うことはできるのですが、それでは『ウェブ時代をゆく』のメッセージでもある「開の発想」に反してしまいます。しかも、Web上でこうして書いていれば、必ず「梅田レーダー」にひっかかるであろう、と確信していますので、あえてここに書かせてもらいます。
私が梅田さんから学んだ一番大きなことは、「毀誉褒貶っていいじゃん、楽しいじゃん」というようなことです。『ウェブ時代をゆく』の170ページに
ブログを書き「不特定多数無限大」と向き合うことでときどき味わう苦しさは、知的生産においてきわめて重要なプロセスなのである。
と書いています。私はこの一文こそ、梅田さんの「思想」を端的に表現しているものだと思います。ただこの文だけを読んでしまうと、「苦しいのか?」と思われてしまうので、真意を誤解されないように、必ずニコニコ(ニヤニヤ)しながら、この一文を声に出す必要があると思います。
というわけで、『ウェブ時代をゆく』を読み、また毀誉褒貶の中でもまれたいと思い、はてなに帰ってきました。自分のできる範囲で、「ネット空間の日本語圏を知的に豊穣なものに」することこそ、最大の「お礼と感想」になると考えています。