simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

有事に際し、2冊の本が心に浮かんだ −「初動」編

青い鳥のゆくえ (角川文庫)

青い鳥のゆくえ (角川文庫)


チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?


どちらも、今から10年ほど前、「さーて、これからどーすっか?」という時に、ふと、手にしたもの。そして、どちらも、ぺらっぺらっな本なので、30分もありゃ、読めちゃう便利なもん。


前回(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20110412)は、「青い鳥のゆくえ」を処理しちゃたので、今日は、「チーズはどこへ消えた?」を処理しましょ。*1

ジブンノミハジブンデマモレ、オサナイコトモハオヤガマモレ

昔、この本は、日本語と英語で、ぜーんぜんタイトルがちゃうでー、って話をしたの、覚えてる?(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090318

英語タイトル:「Who moved my cheese?」
日本語タイトル:「チーズはどこへ消えた?


つまり、この本は、英語だと「僕のチーズもってったのだ〜れ?」ってなってんの。なんで、日本語だと「どこ」ってキーワードで誤魔化されちゃうけど、ホントは「犯人はだれ」ってところが「ジュウヨウ」なんよ。


さらに、この本の特徴として、

  • 「Who moved my cheese?」(犯人捜し)に囚われたヘムを小バカにして
  • とにかく出発したホー(初動)を褒め称える

という形式*2をとってますね。


確認してみましょう。*3

ヘムは事体が変化しても変わろうとしなかったのです。事体を分析することだけに精を出し、無駄な真相の究明をしていたのです。「いづれチーズは戻ってくる!」とかたくなに信じていたのです。ヘムは、自分のチーズは絶対安全だと思い、それを無くすると裏切られたように感じ、他人のせいにしていたのです。そして、状況をますます悪化させていったのです。迷路で道に迷ったり、しくじったりする事の不安と失望で、恐怖のあまり何も出来なかったのです。


[一方]


「ホー」は新しいチーズ・ステーションを、見つけ出そうとしていました。事体が悪化することを恐れたからです。このままでは、餓死してしまいます。そのような恐怖に駆られ行動を起こしたのです。時には道に迷うこともあるかも知れないけど、最後には新しいチーズが見つかるに違いないと思ったからです。「遅れをとっても、何もしないよりはいい・・・。」


http://www.wink.ac/~ogaoga/hon5.html


ってなわけで、結局何が言いたいのかって言うと、「有事に際し、キミはヘムだった?それともホーだった?」ってこと。

ヘムガオオスギダ

*1:ただ、諸般の状況を鑑みて、あんまし、はっきりと言わない/言えないので、行間でも読んでみてくださーい。小さーく書いてあるかも(笑)不明な点があれば、直接メールくださいね。そしたら、「ほんとの気持ち」お伝えします。それか、わいわいで話しましょ。

*2:形式を問題にしてんので、その内容の是非は、知ったこっちゃーありませーん

*3:だれでもすぐに確認できるように、ネット上のものを引用しときましょ。誤字もそのまま