同志社遠征報告 その2 レポート編
同志社の学生さんへのメッセージ:
http://simplea.cc/doshisha20101208/search/に行けば、レポートの上半分だけを切り出しておきましたので、自分のやつを見つけてみてください。そんで、全然答えになってねーよー、とか、もっと聞きたいことができた、とか、ヒマだから茶化してやろーという人がいたら、doshisha@simpleA.ccまでメールください。
もし、他の人のレポートも読む時間があれば、http://simplea.cc/doshisha20101208/report/の一覧から順番に見ていくと良いでしょう。基本的に、全てに返答してあります。他の人への返答について、さらに聞きたいことがあれば、それもメールください。
(本題はここから)
今は昔。昨年12月8日に、同志社大学でくっちゃべってきたんだけど、そのときに、出席替わりに書いてもらった感想レポートってのがあんのね。*1そのレポートについて、あれこれ書きまーす。
まず、金賞の発表。今回、364人がレポートを書いてくれたんだけど、その中で、一等賞を決めました。私には書いた人の名前が分からない仕組みになっているので、こちらからコンタクトとることができませーん。なので、もし、ピンときたら、メールください。何か記念品を贈ります。
まずは、実際の金賞レポートをみていただきましょ。
冒頭、こう書かれています。
まず初めにP.Pのフォントがおそらく「ふい字P」を使用しているあたりコアだと思いました。
これは、私が当日使用したパワーポイント(P.P)のスライド*2で使っているフォント(文字の種類)についてのコメントですね。
この部分だけで、金賞確定でーす!
そして、この金賞受賞レポートですが、どこが優れているのかって、私が勝手に考えてるかっちゅうと、
コミュニケーションの基本は、共感だよ。
キミもワタシも一緒ね、ということを相手に伝えるっちゅうのが、とっても大切なの。チョー、ジューヨー!(略して、CJ)
一般的に、話を聞いて「その気持ち、よーく分かる」と反射的に出ちゃうのが、一番の相槌なんだけど、あまりにもベタで、ひねりがない。
それに比べて、「「ふい字P」を使用しているあたりコアだと思いました。」という指摘は、D難度の共感相槌だと思うんだよね。しかも、ばっちり決めた、って感じ。お見事!
相手の話の内容、話し方、資料、対象なんて何でもいいので、どこかに、キミが無理もせずに、自分の得意とする分野で、共通するもの、共感できるものが見つかるはずだ。そこが突破口。
私が金型やシリコンバレーの話をしていたからと言って、金型やシリコンバレーについて、感想を述べたりしてたら、キミたちにとっては全くの未開拓領域である可能性が高いわけだから、私の土俵で、アウェイの戦いを強いられちゃうわけ。
それなら、私の話を聞きつつ、あなたの土俵へ私を引きづりこんで、そこであなたはホームの戦いをするべきなんよ。
あのパワポ資料をみて、フォントは「ふい字P」ね、と分かるなんて、アンタ*3こそ、相当コアね。おそらく、アンタとフォントの話を始めたら、私なんて、足元にも及ばないでしょう。完全に、私がアウェイな領域だろうね。
欲を言えば、アンタはフォントが得意分野なんだろーから、もっと、フォントに絡めて、持論を展開してほしかった。たとえば、なぜ私があのフォントを選択したと思うのか、話の内容との関係性などについて、アンタの考えとかが書かれていたら、すごかったかな。
でも、アンタの「ふい字P」発言は、それだけで、金賞受賞に値する最高傑作だと思うよー。おめでとー
とゆー感じです。
さて、20101208の同志社戦については、基本的に、http://simplea.cc/doshisha20101208/にまとめてあります。
感想レポートについては、http://simplea.cc/doshisha20101208/report/にリンクを張ってあって、364枚あるので、毎日1ページ読んでいけば、2012年を迎えられるでしょう。
おーい、全部なんて、読んでられねーよ、という方は、60番、212番、239番、301番、309番、347番あたりの質疑応答を見ていただければ、おおよその内容がつかめると思いますよー。
ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと、
漠然とした不安に震え、何かをしなくちゃいけないと思ってはいるけど、一歩が踏み出せない、という学生さんの状況が、痛ーい程伝わってきたよー。だから、あえて言うけど、「不安」というのは踏み出すことができなかった人の言い訳。踏み出すことなんて本当は簡単なのに、それさえできなかった自分を正当化して慰めるために、「不安」を口にしてるだけ。凡人ブレーキ(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20100831)を踏んだままじゃ、何もできないよー
ってこと。
(おまけ1:スキャンの様子)
今回のレポートは、A4の紙で364枚でした。
この場合、あまり高速のスキャナを使わなくてもOKですね。そこで選んだスキャナは、富士通のfi-5750Cというスキャンです。http://imagescanner.fujitsu.com/jp/products/fi-5750c/
今回の紙は、手書き文字であり、さらに、使われているペンなどがさまざまで、文字の大きさや濃淡に激しく差があり、さらに、JPEGで公開し、ディスク容量も十分にある、という条件なので、カラーで200dpiと設定しました。
スキャンスピードは、おおよそ、1枚1秒。364枚なんて、6分くらいで終わってしまいます。業務用としては、遅い方ですが、こんくらいのスキャン規模なら、十分すぎるくらいですね。
スキャンの様子のビデオもご覧ください。
(おまけ2:要約)
今回、同志社遠征で一番伝えたかったーのは、「処世術」やね。
かなーり簡単にまとめちゃうと、
オンリーワンという状況が、いかに、情報収集に有利に働き、
情報が集まることが、いかに、ビジネスでの優位を築くのか、っていう流れ。
そして、一番重要なのは、オンリーワンっちゅう状況は、かなり簡単に、だれでもできるってこと。(まぁ、コロンブスの卵みたいなもんやねー。)
ということでしたねー。