simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

シュールについて その1

誰しも、「人生を変えた一冊」ってのが、あるらしー。
こっち(http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0314/301454.htm)見ると、うんちゃらかんちゃら、ショーカイされてんね。あんまし、読んだことない本ばっかだけど。


私の「人生を変えた一冊」ってのを挙げるとすっと、これだ。*1

シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)

シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)


内容を、かなりシンプルにショーカイすっと、

巷で「シュール」って言葉が使われてっけど、「シュルレアリスム」の意味を勘違いしてますね

ってこと。どーゆーふーに勘違いしてて、何が本来のシュルレアリスムなのか、っちゅうことは、そんなんは、この本でも読んでくれ。(m。_。)m


私がこの本読んで、なんで、人生変えられちゃたのかっちゅうと、「シュルレアリスム」の本来の意味が分かったとか、そんな、くだらんことじゃーないよ。読んだ当時も、今でも、ホントに、巖谷さん*2の言う「シュルレアリスム」が本来の意味なのかどうかっちゅーのは、よー分からん。そんなんどーでもええ。


じゃ、どんな感じで、人生変えられちゃたのかっちゅうと、こんな感じです。

巖谷さんの書いてることをちゃんと読むと、
シュルレアリスムというのは、巷で使われている「シュール」とは
意味が異なることが分かる。

シュルレアリスムの始まりを知ることで、
本来はどーゆー意味なのか、
分かったよーな気がする。

それと同時に、
なんで、巷では、異なる意味で
「シュール」という言葉を使ってんのか、
ってのも分かる。
(さらに、そんな使い方してんのは、日本だけじゃん、ということも分かったりする)


つまり、言葉とかは、本来の意味とかけ離れちゃう場合が、多々あって、
そんなとき、言葉の発生の歴史を知っておくと、
いろんなものがクリアになるかもよぉ


巖谷さんの本は、そんなやり方があるっちゅーを、教えてくれたの


その後、私、結構素直なんで、巖谷式で、いろんな言葉の意味をさかのぼってみたの。


たとえば、

自由: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090117
御免: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090122
月並み: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20100329
他力: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20110509

などなど


するとね、確かに、世の中ってのが、クリアになったんよね。


ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅーと、

巖谷さんの『シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)』とゆーのを読んでから、ボクの見方が360度*3変わった。


世の中で、ヒトが話してる言葉は、かなり「えーかげん」なんで、
言葉なんてもんをシンヨーしなくなった。


さらに、本来の意味を歴史の中で確認しておいて、
それが、勘違いされて、派生していくバリエーションを
つとめて、把握することにした。


そーすっと、こんな「えーかげん」なのにも関わらず、まぁ、たいていのことは「わかっちゃう」っちゅー、人間ができあがりますよー(まぁ、それが、いいか、悪いか、っちゅうーのは、また別問題やけどねぇー)


なので、一読あれ*4

ってこと。

*1:私がもしこの本に出会ってなければ、おそらく、計量経済学とか数理経済学っちゅう、おたくな世界に閉じこもって、ほとんど誰とも話せず、一生を過ごしてたんだと思うよ。今の「おしゃべりばっかしてる姿」を見てる人からすっと、信じられないだろーけど、20年前、私、ヒトとしゃべんのキライだったんよ。できれば、誰とも話をせず、寝てるか、本読んでるか、って生活をこよなく愛してたんよ。

*2:漢字が難しいので、なんて読むのか分からんくてもOK

*3:まだ、言ってる(笑)

*4:でも、気を付けないと、現実とのバランスを崩すかもよぉー