シュールについて その1
誰しも、「人生を変えた一冊」ってのが、あるらしー。
こっち(http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2010/0314/301454.htm)見ると、うんちゃらかんちゃら、ショーカイされてんね。あんまし、読んだことない本ばっかだけど。
私の「人生を変えた一冊」ってのを挙げるとすっと、これだ。*1
- 作者: 巖谷國士
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2002/03
- メディア: 文庫
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内容を、かなりシンプルにショーカイすっと、
巷で「シュール」って言葉が使われてっけど、「シュルレアリスム」の意味を勘違いしてますね
ってこと。どーゆーふーに勘違いしてて、何が本来のシュルレアリスムなのか、っちゅうことは、そんなんは、この本でも読んでくれ。(m。_。)m
私がこの本読んで、なんで、人生変えられちゃたのかっちゅうと、「シュルレアリスム」の本来の意味が分かったとか、そんな、くだらんことじゃーないよ。読んだ当時も、今でも、ホントに、巖谷さん*2の言う「シュルレアリスム」が本来の意味なのかどうかっちゅーのは、よー分からん。そんなんどーでもええ。
じゃ、どんな感じで、人生変えられちゃたのかっちゅうと、こんな感じです。
巖谷さんの書いてることをちゃんと読むと、
シュルレアリスムというのは、巷で使われている「シュール」とは
意味が異なることが分かる。シュルレアリスムの始まりを知ることで、
本来はどーゆー意味なのか、
分かったよーな気がする。それと同時に、
なんで、巷では、異なる意味で
「シュール」という言葉を使ってんのか、
ってのも分かる。
(さらに、そんな使い方してんのは、日本だけじゃん、ということも分かったりする)
つまり、言葉とかは、本来の意味とかけ離れちゃう場合が、多々あって、
そんなとき、言葉の発生の歴史を知っておくと、
いろんなものがクリアになるかもよぉ。
巖谷さんの本は、そんなやり方があるっちゅーを、教えてくれたの
その後、私、結構素直なんで、巖谷式で、いろんな言葉の意味をさかのぼってみたの。
たとえば、
自由: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090117
御免: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20090122
月並み: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20100329
他力: http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20110509
などなど
するとね、確かに、世の中ってのが、クリアになったんよね。
ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅーと、
巖谷さんの『シュルレアリスムとは何か (ちくま学芸文庫)』とゆーのを読んでから、ボクの見方が360度*3変わった。
世の中で、ヒトが話してる言葉は、かなり「えーかげん」なんで、
言葉なんてもんをシンヨーしなくなった。
さらに、本来の意味を歴史の中で確認しておいて、
それが、勘違いされて、派生していくバリエーションを
つとめて、把握することにした。
そーすっと、こんな「えーかげん」なのにも関わらず、まぁ、たいていのことは「わかっちゃう」っちゅー、人間ができあがりますよー(まぁ、それが、いいか、悪いか、っちゅうーのは、また別問題やけどねぇー)
なので、一読あれ*4
ってこと。