負けるな一茶ここにあり
今日は、お茶の話から始めましょ。
一茶というお茶がありました。
彼は、晩年、このよーな句を読んでますね。
ともかくも あなたまかせの 年の暮れ
いろんな解釈あるんでしょーが、おおざっぱに訳しておきますと、
あーあ、おれの人生も、終盤に差し掛かったなぁ
人生いろんなことあったけど、こんさき、どーなっかなんて、わかりゃしねーよ
とりあえずぅ、アミダ君に任せるよ
みたいな感じですね。*1
ここで、一つだけ注目しておきましょ。
「あなたまかせ」という言葉が出てきますね。
でも、この「あなたまかせの夜だから」の意味での、「あなたまかせ」とは意味違いますよー。
ここで使われてる「あなたまかせ」ってのは、「普通名詞」のよーに見えちゃうんで混乱をまねくぅんですが、全くもって、「専門用語」です。きっと。そんで、「あなたまかせ」ってのは、「アミダまかせ」って意味かもよ。
かなり強引に説明しときますと、「あなたまかせ」≒「他力本願」です。*2
そして、語弊満載で、かなりシンプルに説明すると、
「やせ蛙 負けるな一茶 ここにあり」って、お茶の句がありますね。
でも、闘ってる「やせ蛙」にとっちゃ、一茶の応援なんて、屁にもならんわけさ。
おめぇが、そこにいよーがいまいが、おれの、この勝負に、何もカンケーねーだろ。
ところが、それでも、一茶はそこにいて応援してくれてんだな。
おそらく、「やせ蛙」は、順当に、負けるでしょう。
そんで、負けたときに、分かるんだな。
一茶は、確かにそこにいて、応援してくれてた、と。
そして、なぜか知らんが、一茶がいてくれたこと、それだけで、うれしくなるんだな。
というわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと、
そこらへんで、これから勝負に出る人へ
特に、負け戦だと薄々わかってんだけど、とにかく勝負に出る人へ
本名なのかどーか知らんけど、アミダさんって人がいて、そいつは、いつでも、応援してくれてるぞ。
「負けるなアミダここにあり」って感じで
でもさ、アミダが応援してくれよーが何しよーが、戦の勝敗にはカンケーないよ。それは、キミが闘え。
だけど、とりあえず、闘ってみぃ。骨は拾ってやる。アミダがな
ってこと。