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simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

桜田門外の変っちゅうもんは、いったい全体、なんだったんでしょーね

シンプル 政治


桜田門外の変について、話をすっと、おおよそ、こんな感じになる。

「桜田門外の変」は・・・明治維新を速めたテロ・・・だ


[いやいや]「天誅」・・・であり・・・、「テロ・・・」には該当しない


[そもそも]「乱」とか「テロ」とは体制側が・・・使うことばで、改革派からみれば・・・テロでも何でもなーい


http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1019611335


まぁ、こーゆーもんは、単なる言葉遊びなんよね。


「テロである」とか「テロなんかーじゃないもんね」という論戦は、わかりやすいんだけど、飲み屋で80%くらい酔っぱらって、うだうだ話すにはいい話題かもしんないけど、いったいどっちなんだーなんて、真剣に素面で議論するよーなもんじゃーない。


「桜田門外の変」マニアな私にとって、この事件が、もし何らかの意味を持ってるとすれば、こーゆーことだと思うよ。


まず、ひとりの男に注目しましょ。その名は、小河原秀之丞。長ったらしー名前だから、「おがちゃん」と呼ぼうね。


桜田門近くで、大臣が襲撃された時、他の連中はアタフタ逃げちゃったのに、おがちゃんは、大臣*1のそばで、必死に大臣を守ろうとしたから、敵にずったずたに切られちゃったの。満身創痍ってやつで、ぶっ倒れちゃったのね。


少し気絶してた後、目が覚めて、ふと見上げると、

主人の首を持って敵がひきあげてゆく*2じゃーないか。


こりゃ大変じゃい、と思い、とてもじゃーないが歩ける状態じゃーないはずのおがちゃんは、刀を杖代わりに、敵をたったひとりで追ったの。


そんときのおがちゃんの気持ちとして、

主人を討たれたばかりか、首まで持ち去られては彦根藩としてこれほどの恥辱はない

というもんだったらしー。*3


おがちゃんは、この時、生きてるのが不思議なくらい、ボロボロで、自分の命でさえ、風前の灯だったんよ。それなのに、この瞬間、おがちゃんが考えていたのは、「主人の首」であり、「藩が受けるかもしれない恥辱」だったんよ。


結局ね、おがちゃんは、大臣の首をもっていこうとした敵のひとりを切り付け、切腹自殺まで追い込むことはできたが、すぐにその横にいたもうひとりの敵に、スパッと切られちゃったの。


そして、死ぬ間際、

ほかに数名でも自分と同じような決死の士がいれば決して主君の首を奪われることはなかった


wikipedia:桜田門外の変

と無念を語ったらしー。


ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと、

いつものごとく、かなり偏った結論なんやけど、桜田門外の変ってもんにちょっとでも意味があるとすると、この日を境に、世の中が大人になっちゃったってこと。*4


じぃさん大臣が襲撃を受けたとき、本来、そのじぃさんを守らなくちゃならんやつらの大半が、腰が抜けちゃって、役に立たなかった。なんでかっていうと、お勉強ばっかしてて、ちゃんばらごっこをしてこなかったから、闘い方すら分からんくなってたんよね。


じぃさんの首が持ってかれそーな時、最後のやんちゃ坊主であったおがちゃん、必死に追っかけるも、最後は力尽き果てる。おがちゃんが満身創痍の身で、最後の最後まで守ろうとしたのは、「主人の首」であり、「藩が受けるかもしれない恥辱」だったね。


それなのに、前回(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20110705)確認したけど、生き残ったじぃさんの一族は、お家の存続っちゅうもんを優先して、じぃさんの首と胴体を縫い付けてまでして、病死だと偽る。いいかい、「やられたら、やりかえす」のが、やんちゃ坊主の流儀で、お家の存続かなんか知らんけど、「泣き寝入り」は、くだらん大人の作法やぞぃ。おがちゃん、相当、無念やぞ。


桜田門外の変以降、いくつかの事件が起きるんだけど、次第に、世の中、おとなになっていって、「泣き寝入り」が蔓延するよーになったんよ。


おがちゃんがやられちゃった日、ぼくらの最後の牙がぬかれちゃったんよ*5

ってこと。

*1:井伊大老ね

*2:http://www.geocities.jp/takesanwinds/book/siba/sakuradamongai2.html

*3:当然、憶測(読者や作家の願望)ね。本人から聞いたわけないんだから。

*4:当然、悪い意味70%でね

*5:いいですか、冷却装置をはじめとする安全装置は、ことごとく作動しなかった。しかも、そのあと、避難させるとか、被害を最小限にとどめる、という動きもなかった。腰ぬけちゃってたから。ふと気づけば、子供たち、危険にさらされてます。最後の最後で、個々人が必死に闘うしかないんだけど、おがちゃんが無念を語ったように、「ほかに数名でも自分と同じような決死の士がい[なけ]れば決して[こどもたちの身を守ることはできない]」わけ。国や市が、その存続(経済)を優先させてんのは分かるけど、そんなんじゃ、この国や市は、相当な恥辱を受ける(かも)よ。今回の大事故が、テロだろうが、天誅だろうが、なんだってかまわんけど、ぼくらの最後の牙だけは、抜かんでおくれ。同志よ、その最後の牙を、そんなに簡単に差し出さんでおくれー