「船は帆任せ 帆は風任せ」なんだけど、「じっと、じっと、待つ。ただ、ただ、風を待つ。」
長いのか短いのか知んないけど、とりあえず人生、無風状態が、何度か訪れる(かも)。そんときは、五木だよ。
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/11/06
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五木は言う。
ヨットは、まったくの無風状態であれば走ることができない。・・・ヨットの上で、どんなにがんばっても無駄[だよーん] (39ページ)
そして、意味分かんないかーもしんないけど、この「何やっても無駄な時期」に、何すっかってのが、超ジューヨーらしー。
風がないから、ジタバタして、手で漕ぎ出すやつがいるかもしんない。でも、そんなんは、とにかく体力の無駄。風が吹くまで、待ちましょ。
ところが、同じ待つでも、居眠りはいかん。
五木は言う。
風が吹いてきたときに、ヨットの帆をおろして居眠りしていたのでは、走る機会も逃してしまいます。 (39ページ)
ヨットの帆をあげたまま居眠りするって手もあるけど、そんなことしたら、気づいたら、とんでもないとこに流されてたってことになるかもよ。*1危ない、危ない。
そーじゃなくて、
無風状態がどれほど続いていても、じっと我慢し、・・・風を待つ努力は必要なわけ[さ] (39ページ)
ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと、
「船は帆任せ 帆は風任せ」って言うんだけど、重要なのは、風が吹いて進んでるときじゃーなく、無風で止まっちゃったとき。無風のとき、じっと、じっと、待つ。ただ、ただ、風を待つ。
風吹いてるときだけ、「風任せ〜」、なんて言ってんじゃ、そりゃ、調子良すぎでしょ。
そして、風がやんだとき、「いつか風は吹く」というくじけぬ信念(40ページ)を持てるかどうか、それが試されるんだよ。そこまで、キミの信念が強いのかどーかってのをねー*2。(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20081113)
どう?キミの信念は、どんくらい強い?
ってこと