simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

「船は帆任せ 帆は風任せ」なんだけど、「じっと、じっと、待つ。ただ、ただ、風を待つ。」


長いのか短いのか知んないけど、とりあえず人生、無風状態が、何度か訪れる(かも)。そんときは、五木だよ。


他力 (講談社文庫)

他力 (講談社文庫)


五木は言う。

ヨットは、まったくの無風状態であれば走ることができない。・・・ヨットの上で、どんなにがんばっても無駄[だよーん] (39ページ)


そして、意味分かんないかーもしんないけど、この「何やっても無駄な時期」に、何すっかってのが、超ジューヨーらしー。


風がないから、ジタバタして、手で漕ぎ出すやつがいるかもしんない。でも、そんなんは、とにかく体力の無駄。風が吹くまで、待ちましょ。


ところが、同じ待つでも、居眠りはいかん。


五木は言う。

風が吹いてきたときに、ヨットの帆をおろして居眠りしていたのでは、走る機会も逃してしまいます。 (39ページ)


ヨットの帆をあげたまま居眠りするって手もあるけど、そんなことしたら、気づいたら、とんでもないとこに流されてたってことになるかもよ。*1危ない、危ない。


そーじゃなくて、

無風状態がどれほど続いていても、じっと我慢し、・・・風を待つ努力は必要なわけ[さ] (39ページ)


ってなわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと、

「船は帆任せ 帆は風任せ」って言うんだけど、重要なのは、風が吹いて進んでるときじゃーなく、無風で止まっちゃったとき。無風のとき、じっと、じっと、待つ。ただ、ただ、風を待つ。


風吹いてるときだけ、「風任せ〜」、なんて言ってんじゃ、そりゃ、調子良すぎでしょ。


そして、風がやんだとき、「いつか風は吹く」というくじけぬ信念(40ページ)を持てるかどうか、それが試されるんだよ。そこまで、キミの信念が強いのかどーかってのをねー*2。(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20081113)


どう?キミの信念は、どんくらい強い?

ってこと

*1:酔っぱらって、居眠りしてたら、大船だったって経験がある人は分かるだろーけど

*2:信念の源として、五木は、「他力」というものを持ち出すんだけどねー