simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

「あの日以来、同じ服装で同じ時間にずっとそこで待っていた」

昨年の忘年記(http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20101219)で、今年の3大ニュースを予測しといたのね。

  • おそらく、春くらいにビジネス上の大きな動き発表するでしょう(広義の人事関係)
  • もしかしたら、関西弁をマスターするでしょう


このうち、「おそらく、春くらいにビジネス上の大きな動き発表するでしょう(広義の人事関係)」というもんが、準備整いましたー。


ある会社の取締役に就任しまーす。*1
正式に登記したら、その会社について、報告しまーす。


今日は、その経緯について。


2010年1月、実家に、一枚の年賀状が届く。
15年くらい前、カナダで知り合った友達からだった。


放浪癖のある私が、今、世界中のどこ住んでんのか分からんから、とりあえず、唯一知ってた実家の住所に年賀状を出してみた、ってこと。


当時、育児修行中の多忙な私は、その年賀状をしばらく放置した。(すまんねー)


2010年2月22日、やっと、メールを送った。


そしたら、3月5日になって、女子らしく、超めっちゃ長い返信が届いた。15年間の出来事をすべーて書き込む勢いの長編で、スクロールさせる手が腱鞘炎になった。(確かに、15年前も、すげーおしゃべりなやつだったな、と思い出す。月日が経っても変わらないものがあるのね、と少し感動を覚えたw)


あまりにも長ーいので、会って話すことにした*2
(でも、あまりにも長い話で、終電に乗り遅れたりしたら、困っちゃうので、ランチ時間に会うことにした。そしたら、話が止まらなかったとしても、さすがに終電までには、解放してくれるでしょ、っという魂胆。)


2010年3月19日、池袋で会った。
相変わらずのマシンガントーク(しかも関西弁)が続く。ピーチクパーチク・・・やんか・・・ピーチクパーチク・・・やねん・・・


そして、なぜか、

あんたが中小企業のコンサルしてるなんて・・・


うちの会社もコンサルしてよ〜。

という流れになった。(たいていの場合、うちのクライアントってこんな感じで始まっていくんだよねw)


そんな感じで、2010年4月から、コンサル契約が始まったの。


そんで、一緒に山越え谷越えしてるうちに、意気投合して、2010年11月くらいに、取締役就任で、基本合意したの。


で、いろいろと準備を進めて、まぁ、今月か来月くらいに、ちゃんと登記しましょ、という流れなんですぅー。


まぁ、流れをまとめると、要は、

15年ぶりに年賀状が届く → ランチする → コンサル契約 → 取締役就任

ということですね。


とまぁ、これを運命的な出会い(再会)だったの、と説明してもいーんだけど、ちょっとだけ違う気がすんの。


ここで、私が思い出したのは、前にちょろっと読んだことあったこれ。(おぼろげな記憶を頼りに、検索で探し出したの。エライでしょ?)

A君は車の整備士をしており、その日はお客への処理の為、車で移動していた。


すると、道端にボンネットを開け中を見ている人を発見。彼は気になって車を停めその人に声をかけた。声をかけた際に相手が女性だと知る。


ちょっとしたエンジントラブル。さっくり直して、名前も名乗らずにその場を去った。彼にとっては、道端で困ってた人の手助けをしただけに過ぎず、特になにもなく仕事を終えた。


それから数週間後。再びその道を通る機会があった。(普段は工場勤務の為、まず通らない道だった)


すると見覚えのある人影を発見。気になって停まってみたら、あの時の女性だった。


女性は、あの日以来、同じ服装で同じ時間にずっとそこで待っていたらしい。


今では、A君の奥さん。


http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1721739.html のNo.7の回答より*3


この話を書いた人は、

運命とは、突然身に降りかかる奇跡的な事ではなく、自らの行動によって掴むものだと思います

と言ってんの。せやなー!


というわけで、結局何が言いたいのかっちゅうと

運命だとか、偶然だとか、奇跡的な事っちゅうのは、そこらへんに、ごろごろ転がってんの。でも、それを活かすためには、「自らの行動」がどーしても必要で、その部分において、結果に差が出てるよーな気がすんよ。


ここ数か月、将来に巨大な不安を抱えてる若モンたちと話をしてきたでしょ。その中で、私が思ったのは、他力本願すぎやーしないか、キミたち。


もし相手について何もわからなければ、同じ服装で同じ時間にずっと出会った場所で待つくらいのこと、やりゃーいいじゃないか*4これは、決して、アホくさい恋の話してんじゃーなく、ビジネスだとか、生き方だとかゆー、ちゃんとした話なんよ


そうしてみようと思い立つ発想と、それをやり抜く勇気さえあれば、たいていのことはできちゃうんじゃーないか、と思うんよ。


なので、語弊満載で言っておくと、運命的な出会いなんてもんはありゃせんよ。あるのは、日常茶飯的な出会いを、丹精込めて、運命に変えてく根性だけだよーん

ってこと。


(追伸)
関西弁のマスターは、まだまだ時間がかかりそー。「めっちゃ」のイントネーションがまだうまくできてないよーだ。

*1:でも、別にsimpleAを閉じるわけじゃーないよ。simpleAは永遠に不滅でーす、おそらく・・・

*2:ちょっと怖かったけどw

*3:このストーリーの真偽や、オリジナル性などは、知りませんよぉ。私の基本的なスタンスは、世の中、ウソかホントか、なんて、どーでもいいんです http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20081106

*4:ただし、やり方まちがえると、ストーカーになっちゃいまーす