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simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

別の一見と百聞


これからは、さわやかな書籍電子化の季節です。みなさん、一緒に書籍電子化の世界を旅しましょ。


(一見)ジョージア工科大学のおもしろ作品*1


(百聞)
『Low Overhead Manipulation of Bound Book Pages』*2
http://www.cs.cmu.edu/~illah/PAPERS/page2pageicra.pdf


書籍電子化装置を作ろーと思ったら、

Recall that the general goal is to separate the top-most leaf from subsequent leaves. (3ページ目)

ってなわけで、要は、「(当たり前っちゃー当たり前なんだけど)1ページだけ持ち上げるってのが重要なわけさ」。


そんで、紙の重さとかを計算して、

We are interested in characterizing the total energy of the object in a specified deformation, and we will consider two sources of energy: flexural energy Uf and gravitation energy Ug. Total energy is the sum of these terms: Ut = Uf + Ug. 
(UfとUgを計算して、合計すりゃ、必要なエネルギーが分かるよーん)

さらに、紙の動きを計算して、

Given the relative contributions of flexural and gravitational energy to total energy shown above, this leads us to conclude that the subsequent leaf will likely settle in a low-energy pose significantly less deformed than the manipulated leaf. In practice this means that the deformed and raised manipulation strategy will likely separate the top-most leaf, subject of course to any static friction or adhesion that must be overcome between leaves. 
(要は、持ち上げたときに、図のように1枚目がちょびっと曲がるでしょ。これで、1枚目と2枚目が分離できるんだよってこと。)

これなら、1ページだけ持ち上がるね!あとは、そんなプログラムを組んでみましょ。


そんで肝心の吸い取る力は、ジョージア工科大学は掃除機(?)だったし、カーネギーメロン論文ではPolydimethylsiloxane (PDMS)だったり、今はなき幻のAtiz社製品*3は、ハエとり紙みたいな粘着物だったりするわけ。くっつきゃー、なんでもいい。


ってなわけで、結局何が言いたいのかって言うと、「書籍電子化装置のページめくりって、どことなく、ふざけた雰囲気あるでしょ?でもね、科学者がちゃんと真剣に計算して、こんくらいの力が必要で、紙の動きはこうなって、なんてことを考えてんだよ。遊び心いっぱいだけど、本気だよ」ってこと。


(念のためお断り。以上の解説はテキトーです。使用前は必ずお近くの工学博士に相談するように。))



(おまけ)
チャレンジャー画像(おそらく、何したいのか、見りゃー分かる)

*1:本人たちは真剣ですが、私にはFunnyに見えまーす

*2:書籍電子化装置を目指す人は必読の論文

*3:http://gizmodo.com/gadgets/peripherals/atiz-bookdrive-automatic-book-scanner-155740.php