日米「集まり」事情 (米編)
前に、アメリカにいたとき、いろんな「集まり」に「1週間に2回くらいのペースで参加してたよ」って話をした。
http://d.hatena.ne.jp/simpleA/20080407
その経験から言って、そーんな「集まり」に来る人は、次の3種類。
- 職を探してる人
- 異性*1との出会いを求めてる人
- 単にヒマな人
そんで、各「集まり」によって、いろんな特色があるわけ。結構ビジネスチックなものから、どー考えても「合コン」状態なものまで、いろいろ。中には、かなりギークなもんもあったし、誰もしゃべらんってなもんまであった。
そんな中で、私がとても気に入ってたのは、「わいわい!」ってな名前の「集まり」。
http://www.geocities.jp/waiwai_sanfrancisco/home.html
http://blog.livedoor.jp/waiwai_sanfrancisco/
趣旨からすれば、「アメリカにいるとさ、英語ばっか話さなきゃならんわけでしょ。やっぱ疲れるし、言いたいこと言えなくて、もーちきしょーって感じのストレスたまるよねー。だからさ、いっそのこと、みんなで集まって、英語禁止、日本語オンリーって集まりやっみない?当然、アメリカ人が来てもいいけど、あんたら日本語で話しなさいよ。ゆっくり話してあげるとか、教えてあげるなんてことしないからね。容赦しないよ」ってな強気の「集まり」。でも、なかなかユニークでしょ?
こんな趣旨で人を集めるとどーなるのかって言うと、
普段は、集まってすごい勢いでしゃべってるだけ、という活動内容です。ほんとに、しゃべってるだけ。
ってなことになる。
もちろん、「わいわい!」にも、職探しで来る人や、嫁婿探しに来る人はいるわけ。でも、私が感じた範囲では、明らかに「単にヒマな人」の比率が高い*2。そんな「単にヒマな人」たちが集合して、「ねー聞いてよ!聞いて!」ってな感じで、あちらこちらからマシンガン・トークが炸裂するわけ。
この「単にヒマな人」たちのバックグランドはすごかった。会社でえらいとか、名門出身だとか、そーいうのじゃなくて、これまで歩んできた人生の紆余曲折度が並じゃない人が多かった。
だけど、すごいバックグランドの人がたまたま集まった、ってんではないと思うんよ。(ここ重要)おそらく、誰でもマシンガンのように話してれば、すごいバックグランド(個性)のひとつやふたつが、ポロっと出てくるはず。職探し系や出会い系だと、それなりに表面的だから、そのマシンガン状態まで行けず、そんでその人のすばらしきバックグランド(個性)に気付かないだけ。
てなわけで、結局何が言いたいのかって言うと、「職探し系や出会い系が悪いとは思わないよ。でも、そういう明確な目的もなく人が集まるってのも、なかなかおもしろい。みんな、ぞれぞれの特有なバックグランドを持ってんだから、単にその話をして、単にその話に耳を傾けようよ。アメリカには、そんな「ゆるい」場もあったんだよ」ってこと。
今週は、なんと、5つの「集まり」(ゆるいの1つ、ゆるくないの4つ)に参加してきまーす。simple A始まって以来の正念場。