simpleA記

馬にふつまに 負ほせ持て

なんで「閲覧可能にするため」なの〜?


さらに、昨日に引き続き、日本の国家プロジェクトに関して、話しましょ。

3000万冊を超える国会図書館の蔵書をデジタル化して全国で閲覧可能にするための法改正に政府が着手する。


http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=AS3S28039%2007012008


「法改正に政府が着手する」ってのは、まぁまぁすばらしい。


でも、なんで!、どうして!、よりによって!、「閲覧可能にするため」なの〜?


私はバカのひとつ覚えみたーいに言うんだけど、

書籍を電子化すんのには、3つの目的がある:保存目的、閲覧目的、検索システムに統合する目的*1


そんで、今、(東西南北方向)海の向こうで大騒ぎしてんのは、第3の「検索システムに統合する目的」に関してなんじゃなーい(かな)。


閲覧目的の電子化と、検索システムに統合する目的の電子化じゃ、やらなきゃならん作業も、必要になってくるツールも、障害となってる法律も、ぜーんぜん、違ってくるよーな気がすんよ。


ってなわけで、3日連続の末、結局何が言いたいのかっていうと、「遅ればせながら、時代錯誤を始めまーすじゃ、格好悪いよぅ。どうかこの国家プロジェクトが正気を取り戻して、3000万を超える国会図書館の蔵書テキストデータとして派生利用可能にするために、各個人・各企業の根性が更生されるよう、今回は敢えて政府が何もしましぇーん*2って決断を下すって発表しないかなぁ」ってこと。



まぁ、でも、そんなことはさておき、今日は、鏡開きらしいから、お餅たべよっと。

*1:または、「本が本を読む」目的

*2:何もしないってのは、(行)政府としてレッセフェール、立法として法改正、なセット